システムアプローチ

社内システム上で、会社の人がシステムアプローチとEAについて書いていたがよく分からなかったので、それについて調べてみる。

システムアプローチとは、Web版 ISO基本用語集によると、


システムアプローチ
 相互に関与するプロセスを、一つの体系立ったシステムとして明確化し、理解し、運営すること。マネジメントへのシステムアプローチは、品質マネジメントの8原則の一つで、組織の目標を効果的かつ効率よく達成することに寄与することとなる。
*マネジメントへのシステムアプローチの主たるメリット
・プロセスを調整することにより、目標を効果的、効率的に達成
・組織の力を重要なプロセスに集中できる
・組織の有効性、効率について、主な利害関係者に安心感を与える
という意味らしい。
「システムアプローチ EA」で検索してみたら、The Rational Edge オン・デマンドの波をキャッチしろという記事があった。

システム面からビジネスにアプローチすれば、相互運用可能な新しいシステムの開発に対して要求管理、アーキテクチャモデリング、シミュレーションなど、完全に実証済みの多数のアプローチを用いることができるようになる。米国政府ではエンタープライズアーキテクチャを作成するにあたって、すでにこれを実践している。EAは根本的にはシステム・アーキテクチャであり、システム・アプローチが必要とされる。
システムアプローチっていうのはマクロな手法で、そのなかにEAがあるということか。
EAでは、

  • システムとビジネスプロセスに共通する部分を見つけ出しパターン化する。
  • システムにかかわる技術的な用語を統一する。
  • 独自技術ではなく、広く利用されている標準技術を使う→コスト削減。

ということをやるらしい。
で、それができれば、上で引用した「システムアプローチの主たるメリット」が実現できる。

なんとなく、システムアプローチとEAがつながってきた。会社の人が云いたかったことが少し理解できた気がする。

#また、プロセスアプローチという用語もあった。


プロセスアプローチ
・組織が組織内の必要とするプロセスを明確にし、それらのプロセス間の相互作用を体系的に明確にし、一連のプロセスをシステムとして運営管理することである。
・プロセスアプローチは、品質マネジメントシステムの基本となる考え方であり、「活動及び関連する資源が一つのプロセスとして運営管理されるとき、望まれる結果がより効率よく達成される」とし、顧客満足を向上させるために品質マネジメントシステムの有効性を改善する際に、プロセスアプローチを採用することを奨励している。