豆ナイト JBoss FAN集まれ JBoss入門からAOPまで

豆ナイト@豆蔵3Fトレーニングルーム(四谷三丁目)。JBoss入門(ISBN:4774117498)の皆本房幸氏(id:neverbird)・森脇大悟氏(HystericProgrammer日記)のセミナー。JBossMavenの紹介が主。
聞きたかったのは、JBoss4で導入されるJBossAOPのことだったので、簡単にまとめ。
●まとめ
JBossアーキテクチャは、コンテナの解体と統合により進化を遂げてきた。


JBoss2 拡張可能コンテナ 「インタセプタによるカスタマイズ」
JBoss3 マイクロカーネル 「サービスのホットデプロイ
JBoss4 AOPミドルウェア 「インタセプタ+サービス」
JBossAOPは「EJB開発に手間がかかる」「EJBに提供されるサービスが固定(追加・削除不可)」「EJBコンテナに依存したテストの不便さ」などのEJBの課題を解決するものとして誕生。
AOPのメリットはPOJOに後から必要なサービスだけを適用できること→これをJBossInc.社長Mark Fleury(フランス人)は「J2EEアラカルト」と呼んでいるそう。
AOP開発の流れとしては、POJOアスペクト(InterCeptorクラス)実装→jboss-aop.xml編集→jboss-aop.xmlを含んだJARをデプロイ、という形。
XDocletタグをソースのJavaDocタグに書けば、jboss-aop.xml編集は必要ない。jboss-aop.xmlには、「実行するアスペクトの種類と、アスペクトを呼び出す場所を指定するルール」を書く。
InterCeptorは入れ子構造(スタック)にすることが可能。
AOPフレームワークとしては他にSpringFrameworkがある。SpringにはJ2EEサーバに依存しない汎用フレームワークという特徴がある。JBossかSpringか、現在はどちらがAOPフレームワークとして優れているとか言える段階ではない。以上。
Mavenについてもデモも面白かった(Webページ生成機能がいい!)し、「メイベン(メイヴェン?)」って読むことも知れてよかった(完全にメイブンだと思いこんでた)。
最後にJBossクイズがあったけど、豆蔵の人たちは、ちゃんとベルとへぇボタンを用意していた。そういうことも含め、とてもいいセミナーでした。